兎のダンス

作詞:野口 雨情 作曲:中山 晋平

軽快な兎のダンスです

大正13年「コドモノクニ」で発表されました。とても明るくリズミカルな曲なので、おゆうぎなどで使われることが多かった曲です。

歌詞

  1. ソソラ ソラ ソラ うさぎのダンス
    タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタラ
    足でけりけり ピョッコピョッコ 踊る
    耳にはち巻 ラッタ ラッタ ラッタラ

  2. ソソラ ソラ ソラ 可愛いダンス
    タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタラ
    とんではねはね ピョッコ ピョッコ 踊る
    足に赤ぐつ ラッタ ラッタ ラッタラ

満月を見ると、兎が月に向かってジャンプする・・・なんて言われますよね。唱歌「うさぎ」の♪十五夜お月様みてはねる〜♪ という曲もありますね。

歌詞の謎

耳にハチマキ? 足に赤靴?

兎がハチマキしたり、赤い靴を履いたりというのは、どうも現実的でもないし、物語の要素としても違うような・・・。

かわいい兎さんたちを必死にダンスさせた動画を作成した筆者にとっては、ちょっと衝撃的な結末なのですが、上記の疑問により調べてみました。

そもそも、踊っているのは兎ではない

え??兎のダンスなんだから、うさぎが踊ってるんでしょ?と思ってました。

軽快なリズムも、ジャンプの好きな兎が月を見ながら楽しく踊る・・・そんなイメージをしていました。

がしかし、実はこの曲は違ったのです。

お遊戯用の曲だった

大正時代は、西洋の音楽も徐々に広まっていき、子供達が「お遊戯」をするブームがあったようです。

この曲は楽しく踊っている兎の歌ではなく、子供達です。

「耳にハチマキ」は、兎の耳に鉢巻を巻いているのではなく、「鉢巻を兎の耳にみたてて巻いている」ということのようです。
「足に赤靴」も、兎が赤い靴を履いているわけではなく、子供達が赤い靴を衣装として揃えて用意して、それを履いて踊っているね、ということ。

発表会で、子供達が兎役になってぴょこぴょこ跳ねておどってかわいいね。

そんな曲でした。

歌唱ポイント

軽快なリズムで楽しく歌いましょう。

シンコペーションのリズムで音の高低差が大きい為に、乱暴な歌い方になりがちです。乱暴にドシンドシンと踊るわけではなく、兎が軽快にラッタラッタとステップを踏む感じで、軽やかに歌いましょう。

原曲で歌うと、最高音が「ミ」です。幼児や小学校の低学年の子供達が歌うには音が高すぎます。キーを下げると、下の音が低すぎることになり、子供達に歌わせるための「童謡」としては難易度の高い曲です。小さい子の声域からは外れています。声を張り上げないように、優しい声で無理せずに歌う指導をしていった方が良いかと思います。

大人が歌うときには、軽やかさと音程に気をつけて歌いましょう。

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兎のダンス” に対して1件のコメントがあります。

  1. F3 より:

    私も、この歌の「耳にハチマキ・・」などの部分を不思議に思っていましたがヒマワリさんの解説読んで謎が解けました。子供が遊戯でウサギになるために耳のあたりにハチマキして、そこに兎の耳をかたどった紙などを刺して踊っているんですね。兎とは関係なさそうなオノマトペの多用が遊戯や歌に乗りを作っていく名作ですね。

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