夏の日の贈りもの
作詞:高木 あきこ 作曲:加賀 清孝
日常生活に戻っていく秋に、夏を思い出しています
中学校の音楽の教科書に掲載されていました。合唱祭・合唱コンクールなどでもよく歌われる曲です。
歌詞の意味
- 夏も終わりいつもの生活に戻っていく頃には、山は秋の色に変化してくる
肩に赤とんぼが止まる季節には、夏の思い出は遠くなっている
夏の記憶をたよりに歩いていくと
古い小屋のベンチに書いたイニシャルの文字は消えかけていた
山は高く太陽は呼びかけてくる
美しい夏の思いでは 山からの贈りものだった - 思い出すと 遠くから友達の声が聞こえてくる
草の上に地図を広げて見たのも 遠い記憶のようだ
白い雲は光りながら山を超えていく
未来に込めた願いをのせて どこまでも流れていく
山は高く太陽は呼びかけてくる
美しい夏の思い出は 山からの贈りものだった
歌唱ポイント
遠い記憶を懐かしむように、秋の風のように爽やかな声で流れるように歌いましょう。
サビ(山は〜〜高くそびえ〜〜)は、山の壮大さと力強さが出ると良いですね。
学校の唱歌で『夏の日の贈り物』を歌うとき、最大の障害は「演歌にしないこと」です!
昔、クラスのお調子者が、この歌を休み時間にふざけて演歌で歌ったところ、あまりにも上手で、クラス丸ごと「演歌合唱団」と化したことがあります。歌い出しを五木ひろしで、サビを細川たかしで歌うと、気持ちよく歌えるので、私にとってこの歌は未だに演歌です。同じクラスに、坂本冬美で歌う子や吉幾三に化ける輩がいて、合唱すると歌謡番組のエンディングのようでした。