しゃぼん玉

作詞:野口 雨情 作曲:中山 晋平

昔から愛されている童謡の名曲です。少し悲しい歌詞ですね。

大笑年「金の船」に詩が掲載されました。3年後に作曲されて中山晋平作曲集「童謡小曲」にて発表されました。

歌詞の意味

  1. しゃぼん玉が屋根まで飛んだ
    屋根まで飛んだが、壊れて消えてしまった
  2. しゃぼん玉が飛ばずに消えた
    できたばかりなのに、壊れて消えてしまった
    風よふかないでおくれ しゃぼん玉を飛ばそう

1番は屋根までは飛んだしゃぼん玉。
2番になると、できたばかりで消えてしまった。少し寂しい歌詞ですね。

この歌詞には悲しい理由があります。

➡︎ 童謡「しゃぼん玉」に込められた悲しい意味とは

歌唱ポイント

●1番
だんだんと高くなっていく音。しゃぼん玉がゆっくり上に登っていくように、少しずつクレッシェンドして行きましょう。
そして、こわれて「き・え・た」

●2番
同じ音の動きですが、すぐに消えてしまったしゃぼん玉。
寂しさを残しながら歌いましょう。

最後の「風風吹くな〜〜」は、願いを込めて大きな声で。
はかないしゃぼん玉の歌ですので、怒鳴ってはダメですよ。

最後の最後はリズムに注意!
かぜかぜふくな、「しゃぼんだま とばそ」ではなく、「しゃーーーぼんだま とばそ」のリズムです。

上手なシャボン玉のとばしかた


ふーっと息が吹けるようになる2才ころから、シャボン玉遊びが楽しめるようになりますね。

(ストローをくわえるとつい飲み物だと思って吸い込んでしまうお年頃の時には、輪っかに息を吹かけるタイプやしゃぼん玉を追いかけて遊びましょう。)

まずは「吹く」の練習

飲み物を飲む時に、ぶくぶくぶくぶく・・・・・・!

こら、お行儀悪いでしょ!なんて事は、誰でも経験してるはず(笑)

ティッシュを細長く破いて、ストローで息を吹いて・・・ひらひらと動くのを楽しんでみてはいかがですか?

薄めの小さな紙を二つに折って、テーブルの上に倒れないように立てます。折り目に向かって、ストローで息を吹きかけると・・・・簡単に前に進んじゃう!これは楽しいですよ。4歳5歳あたりですと、気が狂ったようにやりますよねww お友達と競争したりして盛り上がりますよね。

小さな子でも、自分の息の量でものが動くのを目にできるので、

「優しく吹く」には

優しく吹くって、子供にとってはすごく難しいんですよね。

「ふーーー」って掛け声をかけてあげると、「ふ」で息のスピードが出て強くだしてしまうので
「うーーーーーーーーーー」や「ほーーーーーーーー」って言ってみてください。

お誕生日のロウソクの火を消すときは「ふぅーーーーーーー!!!!」ですね。

市販のシャボン玉についている吹くためのストロー??
これって、すごく計算され尽くされていると思いませんか?

よく見ると、あちこちに、息が漏れるための穴が空いているのです。
強めに息を入れても、横穴から余分な息が出ていき、ちょうど良い具合に届くようになっています。

そして、誤って吸ってしまったとしても、くちまで入るシャボン玉液の量は少なくて済みます。安全も考慮されていることと思います。

振って出すタイプのシャボン玉

ちょっとお高いけど、子供達が体をいっぱい使って遊んで楽しそうです。

いや、大人だってこれは楽しいですよ! 一度にたくさんのシャボン玉ができるので、自分の周りをシャボン玉だらけにすることも夢ではありません。

このタイプも、小さい子にとっては難しいんですよね。

風を受ける面を進行方向に対して垂直に・・・・なんて大人の考え方では伝わりませんし。

こんなときは、「ヒジを固定する」と安定します。

「ヒジをお腹にぴったんこしてね」と言って、ヒジを90度に曲げて横腹に固定。持つ角度は大人の人がみてあげてね。腕を動かさずに体で回ると・・・・・どんどん出てきますよ。

そして目が回って、大笑いしながら倒れこむ・・・・かわいいw

そうそう、こういうのですよね。今は手軽に買えますね。

針金ハンガーを広げて毛糸を巻きつけて(シャボン玉液がよく張り付くように)みたり、

モールを好きな形にして、持ち手をつけてやってみたり、

牛乳パックを切り抜いてみたり・・・・。色々工夫して遊んでみてくださいね。

強くて割れにくい「よく飛ぶシャボン玉液」のつくりかた

いくら上手く吹けても、シャボン玉液が弱いとすぐに消えちゃいますよね。

割れにくいシャボン玉液があったらいいのに。

界面活性剤高めの台所洗剤

洗剤と水を混ぜて作るので、水に馴染みやすい洗剤が扱いやすいです。

そして、界面活性剤が多い洗剤が強い感じがあります。

界面活性剤が多い=よく落ちる洗剤 ですね。手肌に優しいものは、界面活性剤も少なめですので、油汚れに強い!と歌っているようなものが良いでしょう。

界面活性剤30%以上が良いようです。洗剤の表示を見て確認してみてね。

洗濯のり

割れにくさのためには、粘り気が大事です。まとわりつくような粘り気で、パン!と割れにくくなります。

洗濯糊はホームセンターやドラックストアで扱っています。洗濯糊を加えることにより、粘り気が増して割れにくい強いシャボン玉液になります。

食器洗剤1:洗濯糊1:水2〜3 がいい配分らしいです。

洗剤の濃さや湿度など、色々な要因で変わりますので、少しずつ調整しながら試してみてくださいね。

(画像クリックでAmazonにて購入できます)

ガムシロップ

洗濯糊って、あまり家庭では使わないですよね。

シャボン玉のためだけに買うのはちょっと・・・・の時には、甘さを足してみましょう。

粉砂糖でも良いのですが溶けにくいです。お湯に粉砂糖を混ぜて煮詰めると、水飴になってきます。水飴は昔ながらのシャボン玉液に使われていたそうです。

がしかし、これも手間がかかるので・・・・

もし、アイスコーヒーなどをよく飲むかたでしたら、ガムシロップを常備されているのではないでしょうか。ガムシロップも粘土があって割れにくいシャボン玉になりますよ。

綺麗な色のシャボン玉の作り方

割れにくさの次は、色です。

透明のシャボン玉もあれば、光が反射して虹色になって飛んでいくシャボン玉もみたことがあるかとお思います。

綺麗な色には緑茶

昔から、シャボン玉に緑茶を入れると綺麗な色になると言われています。

確かに緑茶を入れると、繊細な「瑠璃色」というか、高級感のある綺麗な色が出ました。

新鮮さが大事なのでしょうか。緑茶入りのシャボン玉が綺麗なのは、当日限りのような気がします。

絵の具を足してみる

ただの赤などの絵の具だと、よく色がわからないようです。

洗濯糊の現役に、白の絵の具で濁らせて、そこに他の色を足してみてください。

その後に洗剤と水を加えると・・・・乳白色の透明感のない色のついたシャボン玉になりますよ。

ただし、表面が厚くなってしまうのかしら・・・重くて飛びにくいようです。

市販のシャボン玉液に一工夫

あれこれめんどくさい!って方は、市販のシャボン玉液を。たくさん入ったものなら、個別に買うより断然お得です。(画像クリックでAmazaonにて購入いただけます)

翌日使う分を別の入れ物に入れて、粉砂糖かグラニュー糖などの「粘度」をあげるものをあらかじめ混ぜておき、一晩置いてみましょう。程よく溶けて、いつも以上によく飛びますよ。



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