紅葉
尋常小学校2年生の教科書掲載。
小学校の音楽の授業で習った人は多いかと思います。
日本の秋の代表曲といっても過言ではないでしょう。
紅葉の美しさが存分に表現されている曲です。
歌詞の意味
- 秋の夕日に 美しく照り映える山紅葉
沢山の紅葉の中には 色の濃いものも薄いものもある
黒っぽくとげとげしい松を彩る 鮮やかな楓や蔦は
山のふもとに広がる様子が 着物の裾の模様のようだ - 谷間の川に散って 浮いて流れていくもみじ
川の流れの波に揺られて 離れたり近づいたりしている
赤や黄色の様々な色あり
水面もまるで錦模様を織り成しているようだ
紅葉にはたくさんの種類がある
ちなみに、「紅葉」は ”もみじ” とも ”こうよう” とも読みます。
”もみじ”は特定の植物の名前ではなく、秋になると紅葉(こうよう)・黄葉(こうよう)する植物をまとめて呼ぶ総称です。
歌詞に出てくる「ヤマモミジ」「カエデ」「ツタ」は”もみじ”の仲間の代表ですね。カエデもツタも、様々な種類があります。
歌唱ポイント
1番は遠くから山全体の紅葉を眺めています。2番は 手の届くような距離に流れている紅葉の様子です。この二つの距離感と、色鮮やかな様子を表現します。
個人的に2番の「離れて寄って」の部分が、繊細な動きがあって特に好きな部分なんです。この情景が見えてくるように歌いたいですね。