夏は来ぬ
うのはなの におうかきねに♪
普段の生活のかすかなことから夏が来たと感じた
そんな繊細な曲です。
日本の初夏の風景がたくさん詰まっています。
歌詞の意味
旧暦の皐月(五月)は、現在の6月頃にあたります。
さみだれ=五月雨も6月頃の梅雨の時期に降る雨のことでしょう。
橘は柑橘系の植物。日本古来からのミカンだそうです。
蛍の光は、電気のない時代に勉強するための明かりとして使われていました。
- ウツキの花が色美しく花開いた垣根に
ホトトギスが早くも来ていて
今年初めて声を聴いた
夏が来たなあ - 梅雨の雨が注ぎ込む山の田んぼで
女性が衣類の裾を濡らし
田植えをしている
夏が来たなあ - 橘の花が香る軒下で
窓の近くで蛍が飛んでいるのを見ると
怠ける気持ちが引き締まる
夏が来たなあ
歌唱ポイント
音階がかなり上下します。途切れ途切れにならないように、なめらかに歌いましょう。初夏の曲です。最後までさわやかに歌い切ります。 1~3番の違う情景を思い浮かべながら表現しましょう。