ふしぎなポケット
作詞:まど・みちお 作曲:渡辺 茂
ポケットからたくさんビスケットが出てきます
1954年(昭和29年)発表。森永製菓のビスケットのCMにも使われた曲です。
ビスケットの歴史
ビスケットが増えていく歌。どんな願いが?
日本のビスケットのはじまり
ビスケットは1853年に鉄砲やカステラと共にポルトガル人から伝えられたと考えられています。
随分前からあったのですね!
ビスケットの語源がラテン語で「2度焼かれたもの」だそう。パンを乾かしてから焼いたのが始まりみたいです。
二重(22)に焼(8)く で、2月28日。
とうことで、2月28日はビスケットの日に認定されています。
第2時世界大戦後、大量生産へ
高級なお菓子だったビスケットも、戦後には一般向けのお菓子として大量生産が可能となりました。
まどみちお氏が大人になってから、少しずつビスケットが一般的になってきたのでしょう。
たくさん食べさせてあげたいという願いから
1枚だけもらったビスケット。もっと食べたいけど、1枚だけ。
後で食べようと大事にポケットに入れていたら、割れちゃったけど・・
1枚だったビスケットが2枚になった! もっと叩いたら、もっと増えるかも!!!
そんな楽しそうな様子がみえてくるようですね。
ご自身の貧困だった時代を思い出し、
子供たちには「もっと食べさせてあげたい」という願いから、この曲ができたともいわれています。
歌唱ポイント
ポケットをたたいてビスケットを増やす前半は、わくわくいっぱいに。少し駆け足ぎみに歌うとよいですね。
後半は現実に引き戻されています。
ゆっくりと「そ〜んなふしぎなポケットがほしい」とポケットに思いを馳せてくださいね。