びわ
作詞:まど・みちお 作曲:磯部 俶(とし)
びわは、優しい木の実なんですよ
1953年(昭和28年)7月発表。 2022年保育士実技試験課題曲。
歌詞の意味
優しい雰囲気が流れた心地よい歌ですが、よく考えると歌詞が難解ですね。
特に1番後半はどのような意味なのかわからず、調べてもこれといったものに当たらず。
筆者の解釈で「もしやこれでは?」という意味で書き出してみます。
- 枇杷は優しい木の実
抱っこしているように実が集まっている
ロバの耳の形に似た葉の後ろには
薄い虹がみえた - 枇杷は静かな木の実
太陽に温まって熟している
ママと飲んだヤギの乳より
枇杷の実の方が少しだけ甘い
ビワについて
枇杷は現代では馴染みがない方が多いと思います。どんなものなのでしょうか。
ビワの旬はいつ?
枇杷が市場に出回るのは、3〜7月とのこと。
現在ではハウス栽培が主らしく、市場の時期が長いようですが、
露地栽培での旬は、5月中旬だそう。
ビワの産地は?
長崎県と千葉県が有名です。
・・・TOP2の立地が、随分と離れているのですね。不思議。
ビワはどんな味?
びわは、とてもスッキリした優しい甘さがあります。
甘味の強い食べ物の後では、味が感じられないほど・・・繊細です。
枇杷が市場に出回る時期は長い・・・らしいのですが、なかなか生枇杷を一般的なスーパーではお目にかかれていません。
たまーに見つけても、数日で売り場から消えてしまいます。
高級フルーツなのかしら。
長崎も千葉も、温暖な気候なのは似てますね。
歌詞にある「山羊の乳」を飲んだことがないので比較できませんが、「まだ甘い」という表現がいいですね。
すごく甘いじゃなくて、まだ甘い。ちょこっとだけ、びわの方が甘いのでしょうね。
びわ自体の甘さが控えめなので、微妙な味加減が伝わってくるようです。
びわの葉はロバの耳?
「うすい虹あるロバさんのお耳みたいな葉の影に」
ロバの耳はどんな耳?
びわの葉はどんな形?
なるほど、似てるかも!
歌唱ポイント
優しく静かな木の実を歌っていますので、穏やかな気持ちで滑らかに歌いましょう。
2022年保育士実技試験の課題曲です。
昔の童謡も良い曲がたくさんありますから、保育士試験などでこの曲を知って子供たちに歌って聞かせる先生が増えたら嬉しいなと思います。