金魚の昼寝

作詞:鹿島 鳴秋 作曲:弘田 龍太郎

金魚に対する愛情が沢山入っている曲です。
心が穏やかになりますね。

大正8年に作曲されました。その2か月後に作られた「お山のお猿」と共に、幼稚園保育園では長い間、歌い踊り親しまれた曲です。

歌詞の意味

  1. 赤い服を着た 可愛らしい金魚
    お昼寝から起きたら ご飯をあげるよ
  2. 赤い金魚は 泡を一つだした
    うとうとしていたお昼寝の夢からさめたようだ

「べべ」とは、幼児語で赤い着物の事を言います。紅色の着物=べべ になったとか。

歌唱ポイント

お昼寝の最中です。びっくりして金魚が起きないように、優しく穏やかに、やわらかく歌いましょう。

ロングトーンの曲ですね。
「あかいべべきた かわいいきんぎょ」 と、ワンフレーズで歌いましょう。結構つらい? 息をしっかり吸った後に身体の力を抜いて歌うと、途中でブレスを入れずとも歌えるようになるかと思います。

金魚は昼寝をするの?

この曲で一番の疑問点ですよね。

人間は「まぶた」があるので、目を閉じることが出来ます。でも、魚にはまぶたはありません。

岩の陰や水草がある場所で、じっとしている時があります。これが魚の休息時間の様です。もちろん目は開けたままです。

何もない広い場所でじっとしていても、水の流れで移動してしまったり、天敵から見つかって食べられてしまうかもしれません。

ですので、岩陰や水草の中に身を潜めると、水の流れに負けないように壁の役割をしてもらえるし、天敵からも見つかりにくいので、安全ですね。

金魚はどこに住んでいるの

お祭りの屋台で金魚すくいをしたり、ペットショップで珍しい金魚が売っていたりしますよね。

本当は金魚ってどこに住んでいるの?って思ったことありませんか。

金魚は人間が品種改良で作り出した魚

自然界、どこにも金魚は住んでいません。金魚は人間が作り出した魚であり、自然界にはいないものなのです。

元になっているのは、フナ。『ギベリオブナ』と呼ばれる東アジアに生息フナがルーツだとされています。何でもDNA解析で導き出されたのだとか。『ギベリオブナ』が突然変異を起こし、オレンジ色をした『ヒブナ』を改良されたものだというのです。

ヒブナ=黒くないフナ

元の元は、中国のフナ。中国で、黒くないフナが突然変異で誕生しました。

ん?『黒くない=ヒ』って・・・・小さい緋鯉(ヒゴイ)は子供達♪のこいのぼりにも登場するじゃないですか!!

ちなみに、「黒=真実・唯一無二の色」とされ、黒ではない=非 色付きは非という考え方があるのだそうです。

日本に金魚が来たのは室町時代

金魚って、なんとなく日本の文化のように感じていましたが、実は外国から入ってきた外来種の一種なのですね。

日本では室町時代に入ってきたようですが、飼育がうまくいかずに、江戸時代になって養殖されるようになりました。日本でさらに品種改良が重ねられて、日本独自の品種が作られていきます。

金魚は何を食べるの?

金魚は雑食です。人間の手で作られた魚ですが何でも食べるようです。

  • バクテリア
  • イトミミズ
  • 虫の卵
  • コケ
  • 水草
  • 虫や魚の死骸・・・・

人間に飼育されている場合は、水槽についたコケなどでは不十分なので、エサを与える必要があります。

人口エサは、栄養や水の汚れにくさ、うろこの色を綺麗に出すなど、様々な視点で開発されています。目的に合ったものを店員さんに聞きながら選ぶといいですね。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


童謡

前の記事

ぞうさんのぼうし
童謡

次の記事

あめふりくまのこ