あめふりくまのこ
作詞:鶴見 正夫 作曲:湯山 昭
雨で出来た水たまりを川だと思った子熊。
雨に濡れながら魚が来ないか見ています。
歌詞の意味
- 山に雨が降りました
どんどん降ってきたので
水が川のように流れてきました - イタズラの好きな熊の子が走ってきて
そっと水の中を見ていました
魚がいるかどうか見ていました - 何もいないと思った熊の子は
お水を手ですくって
一口飲みました - それでも魚がどこかにいるような気がするので
もう一度覗いてみました
魚を待ちながら見ていました - 雨はなかなかやみませんでした
傘をかぶってみようと
頭の上に葉っぱを乗せました
昭和年にNHKテレビの「うたのえほん」にて、6月の歌として発表されました。
作詞家である鶴見氏は、お子さんが雨の中庭先で水の流れをじっと見ている所を2階の窓から眺めていて、この歌詞が出来たそうです。
「傘をかぶる」という表現がすごく好きです。小さな子どもが傘を持つと、棒の所をうまく持ち上げていられず、本当に傘をかぶっているようになってますよね。
歌唱ポイント
シンコペーションのリズムで、スキップをするようなウキウキ明るい歌・・・・ではありません。降り続く雨のちょっとした場面。優しく話しかけるように、お話を読み聞かせるように歌いましょう。
なめらかに歌ってしまうと、シンコペーションであるこの曲のかわいらしさが減少してしまいます。控えめなシンコペーションを意識すると「素朴なかわいらしさ」が増すかなと思っています。
音の高低差が激しい曲で、音が取りにくいと思います。常に意識をしながら歌いましょう。筆者ひまわりも、ちょっと気が緩むと音を外して録音が大変でした・・・・。