蛙の笛

作詞:斎藤 信夫 作曲:海沼 實

夜の田んぼから聞こえてくるコロコロした声。蛙が銀の笛をふいているんだって。

1946年(昭和22年)にNHKのラジオにて発表されました。

歌詞の意味

  1. 月が出ている夜 田んぼから音が聞こえるね
    あれはね 蛙が銀の笛をふいているんだよ
  2. あの笛を聴いていると 眠くなってくるね
    あれはね 蛙の子守唄なんだよ
  3. 蛙が笛を吹くと 夜がふけていくよ
    ごらん お月様も夢を見ているね

歌唱ポイント

月のでている夜。田んぼ。とっても静かで、蛙の声だけが聞こえてくるんですね。

「ころろ、ころろ・・・・・」は、神経研ぎ澄まして歌わないといけない、緊張するところ・・・。おおおおぅ。
優しく穏やかな声をキープしましょう。
ゲロゲロぐわっぐわっぐわ、なカエルの鳴き声ではなく、銀の笛のような音色なのですから。

「あれはね」は優しく語りかけるように。夜の田んぼにいるんですから、笛の声をかき消さないようにね。

「ささ」は、軽く流す感じでしょうかね。この「ささ」の扱い、悩みました〜。

 

この曲との出会いの著書を紹介

昭和22年の名曲、筆者が出会ったのは数年前のことです。
作曲者である海沼實氏のお孫さんにあたる「海沼実」氏の著書です。

海沼実の唱歌・童謡 読み聞かせ

こちらの著書では、作詞者である 斎藤 信夫 氏の、当時の教員としての悩みと田んぼから聞こえる蛙の声との関係性が書いてありました。
大人の心を癒してくれる銀の笛の音。とっても素敵な話でした。

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