お正月

作詞:東 くめ 作曲:滝 廉太郎

お正月にはなにをしようかな?
お正月が来るのを楽しみにまっている歌です。

歌詞の意味

  1. あと何回寝たらお正月だろう
    お正月には凧揚げをして
    駒回しをして遊ぼう
    早く来い来い お正月
  2. あと何回寝たらお正月だろう
    お正月にはまりつきをして
    羽付きをしてあそぼう
    早く来い来い お正月

明治34年の「幼稚園唱歌」に掲載されました。幼稚園は文部省管轄なので、明治時代の幼稚園用の曲は「唱歌」なのですね。

1番は男の子の正月遊び、2番は女の子の正月遊びが歌われています。

歌唱ポイント

お正月が来る期待を込めて、わくわくしながら歌いましょう。

お正月遊びの紹介

「お正月」の歌には、お正月遊びが4つ歌詞に盛り込まれていましたが、やったことのある遊びはありましたか?

伝統的な正月遊びは他にもたくさんありますので、いくつか紹介してみますね。
是非ご家族やお友達と楽しんでみましょう。

凧揚げ(たこあげ)

紙でできた凧(たこ)を、風をあてて空高く飛ばします。
糸の引っ張り具合で、高さを調節したり走ってみたり。寒いお正月に汗をかいて沢山運動できる遊びです。

電線がなく車のこない広い場所で遊びましょう。

こま回し

指で回す小さなこまもありますが、やはり紐をグルグル巻いて飛ばして回すこまが楽しいですよね。
こまを回すにはかなりコツがいりますが、お父さんやお爺ちゃんに聞きながら練習してみましょう。

上手になったら、お友達と対戦。回ったこまをぶつけて、どちらが長く回っていられるかな?

毬つき(まりつき)

毬の発祥は平安時代。布を縫い合わせたものを足でける「蹴鞠」が男性の間で流行したそうです。

その後女性用に「手毬」ができました。毬は綿を固めてこのように綺麗な糸で装飾されていました。
手で上に投げて受け取って遊んだり、室内で床に座ったまま弾ませて遊んだのだとか。

明治以降にゴムでできた弾む「毬」が普及してきて、遊び方も多様化してきました。

まりつき歌も沢山出来てきました。有名なわらべうた「あんたがたどこさ」も、まりつきうたのひとつです。

羽根つき(追羽根)

羽子板で羽根をついて遊ぶので、「羽根つき」といいます。

歌詞にもある「追羽根」は、 「二人で一つの羽根を羽子板でお互いに打って、地上に落とさないようにする遊戯」のこと。
羽根つきと同じ意味ですね。

バトミントンのようなイメージで、下に羽を落とさないように打ち返します。
羽を落としてしまったら負け。

お正月で綺麗な着物姿でも、罰ゲームとして墨で顔に落書きされます。これは負けられないですね!

福笑い

室内遊びです。目隠しをして、顔のパーツを並べていきます。
目はどこかな?口はどこかな? 
手探りで慎重に並べて、全て終わったら目隠しを外します。

え?? 変な顔ーーーー!!! あはははは!!!

沢山笑えば福が来る。だから、「福笑い」

かるた

かるたにも色々な種類がありますが、伝統的なのは「百人一首」です。
有名な短歌の上の句を読み手が読むと、それに続く下の句が書いてある札を探します。これは全ての短歌を覚えてないと、まったく取れない難しいゲーム。

筆者は、百人一首の札を全て集めて裏返しに重ねてやる「坊主めくり」というゲームが好きです。百人一首には、殿・姫・坊主の3種類の札があります。1枚ずつ順番に札を引いていくのですが、殿と姫は自分の手元におけて坊主を引くと手元の札を全て捨てなくてはなりません。最後に手札が多い人が勝ち。単純だけど面白いですよ。

通常のかるたは、読み手の札の文章の頭文字と、絵札に書いてある1文字が同じ。
字と絵で合うものを探すので、ひらがなを覚えはじめの子供から、家族みんなで楽しめます。

だるま落とし

木でできた数段のだるま。一番上は顔です。顔は落としてはいけません。

途中の部分をたたいて横にずらし、頭を落とさないように最後に残すゲームです。

 

他にも伝統あそびが沢山あると思います。おじいちゃんおばあちゃんに聞いて、やってみましょう。

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