わらべうた『はないちもんめ』の悲しい裏話

『はないちもんめ』の歌詞や遊び方には、昔の日本の怖くて悲しい風習がうたわれていた

あなたは、「はないちもんめ」で遊んだことがありますか?
2グループに分かれて向かい合わせて行う遊びで、筆者は小学生の頃に大変な盛り上がりをみせていました。体育館で『クラス対抗はないちもんめ大会』が行われるほど。楽しかったなあ。

でも実は、この遊びには日本の古い悲しく怖い習慣が歌われていたものだったのです。

「はないちもんめ」の歌詞と遊び方

わらべうたである「はないちもんめ」は、伝承あそびです。人から人へと口で伝えられて現在も残っているものです。地域で歌詞や遊び方が変化していく特徴があります。筆者ひまわりが子供の頃に遊んだ歌詞と遊び方で紹介します。

①大勢の友達を2グループに分け、じゃんけんなどで勝ち組負け組を作る。
②グループは向かい合って、手をつないで一列になる。
③勝ち組から歌い始める。

リズムに合わせて相手の方へ歩いていき、セリフの最後で足を蹴りだします。相手の番になったら、リズムに合わせて後ろに下がるのを繰り返していきます。

かってうれしい はないちもんめ

まけてくやしい はないちもんめ

となりのおばさん ちょっときておくれ

おにがこわくて いかれない

おふとんかぶって ちょっときておくれ

おふとんボロボロ いかれない

おなべかぶって ちょっときておくれ

おなべそこぬけ いかれない

びんぼ びんぼ びんぼ

びんぼじゃないよ

あのこがほしい

あのこじゃわからん

このこがほしい

このこじゃわからん

そうだんしよう

そうしよう

ここで、グループごとに相談をします。相談内容は、相手グループの誰を自分のグループに持ってきたいか。

きーまった

きーまった

○○ちゃんがほしい

◇◇くんがほしい

ここで、名前を呼ばれた子は、中央に出てきて対決します。
対決方法は、筆者の場合は2種類ありました。

1つめは、じゃんけん。平和的解決方法です。
2つめは、引っ張り合い。こっちのほうが断然面白いんです。

二人の中央に線を引き(土に枝や靴などで1本線をいれる)、片手で握手をした状態で合図に合わせてひっぱい合います。二人の間に引いた線から、こちらの陣地に引っ張り込めれば勝ちです。
力の強い子を自分のチームに入れたいけれど、あまりにも強そうな人を選ぶと負けるかもしれない・・・・かなり駆け引きが必要となる遊びです。

ここで買ったチームは、引っ張ってきた人も仲間に加えて、「勝ち組」として先に歌い始めます。
何度か繰り返していき、相手チームを全滅させたら終了です。

本当は人身売買の歌だった? 本当の歌詞の意味

とおりゃんせ や かごめかごめ でも記載しましたが、江戸時代~戦後あたりまでの食べることもままならない時代がありました。

口減らし(家族の食べる人数を減らす)ために、子供を夜中山の中に置いてきたり、里子に出したり、売ってお金に変えたりというのは、本当に行われていた様なのです。

多少大きくなった女の子なら、早くから嫁に行かせたり(これも結局、結納金という形でお金に変わっていた)は、昔は普通でした。筆者の祖母は大正時代の生まれですが、確か12才頃に嫁に来たと言ってた気がします。

この歌は、口減らしのために、子買い人に子供を連れてゆかれてしまった様子を表していると言われています。

買われていくのは女の子限定だという説もあります。その行く末は、遊女(→かごめかごめ参照)であるかと考えられますね。

歌詞の解釈のポイント

  • 花=子供又は女の子
  • 一匁(いちもんめ)=とても少ない重さの単位 (一匁=3.75g)
  • かって=勝ってではなく、買って
  • まけて=負けてではなく、まけて(安く)
  • わからん=まからん=まけられない

花一匁

かってうれしい はないちもんめ(子供を安く買えて嬉しい)

まけてくやしい はないちもんめ(子供を安く値切られて悔しい)

となりのおばさん ちょっときておくれ(隣のおばさん、来てください)

おにがこわくて いかれない(子買いが怖くて行けません)

おふとんかぶって ちょっときておくれ(布団をかぶって来てください)

おふとんボロボロ いかれない(布団はボロボロだから行けません)

おなべかぶって ちょっときておくれ(鍋をかぶって来てください)

おなべそこぬけ いかれない(鍋は底が壊れて行けません)

びんぼ びんぼ びんぼ(貧乏・貧乏・貧乏!)

びんぼじゃないよ(貧乏じゃないです)

あのこがほしい(あの子が欲しい)

あのこじゃわからん(あの子は必要だから安くできません)

このこがほしい(この子が欲しい)

このこじゃわからん(この子も安くできません)

そうだんしよう(相談しよう)

そうしよう(そうします)

子供を安く買えて喜んでいる「子買い」=人身売人

子供を安く売ることになって残念がっている親。泣く泣く手放す子供でも、いっそ売るなら高額がいいのでしょう。

この件で隣のおばさんと立ち話をしているうちに、また子買いに見つかってしまって、値段交渉をされているのです。

この家の子供が子買いに全員連れていかれるまで続きます。


 

信じるかどうかは、あなた次第。

でも、歌詞と遊び方と時代背景には、不思議とあっている部分が多いかと思います。

これはただの都市伝説的な作り話ではない気がするのは、私だけでしょうか・・・・。

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