どじょっこふなっこ
作詞:秋田民謡 作曲:岡本 敏明 編曲:服部 公一
季節の変化を水の中にいるどじょうとフナの視点で書かれた歌詞は
秋田民謡がもとになっています。
秋田民謡を岡本 敏明が混声合唱用に作曲して発表。その後にNHK「みんなのうた」や「おかあさんといっしょ」で放送されたが、編曲は 服部公一 。
歌詞の意味
- 春になれば 氷が解けて
どじょうもフナも 朝が来たと思うだろうな - 夏になれば 子供が泳ぎに来て
どじょうもフナも 鬼が来たと思うだろうな - 秋になれば 木の葉が落ちて
どじょうもフナも 船が来たと思うだろうな - 冬になれば 氷が張って
どじょうもフナも 天井ができたと思うだろうな
『○○こ』と語尾に「こ」をつけるのは秋田弁です。
どじょっこ | どじょう |
---|---|
ふなっこ | フナ |
しがこ(すがこ) | しが=氷 |
わらしこ | 童(わらし)=子供 |
おにっこ | 鬼 |
このはっこ | 木の葉 |
ふねっこ | 船 |
てんじょこ | 天井 |
歌唱ポイント
短い曲の中で、沢山の言葉が詰まっています。歌詞が伝わるようにはっきりとしゃべるように歌いましょう
秋田市立金足西小学校の石碑
昭和11年に金足西尋常高等小学校(現・秋田市立金足西小学校)に立ち寄った岡本敏明。その場で演奏会を行い、夜の歓迎会の席上で同校教諭の中道松之助がどじょっこふなっこの元歌を詩吟調で歌った。それを聞いた岡本敏明が詩をメモしながら即興で混声合唱に作曲、宴会が終わるまでに曲が出来上がり、混声三部合唱を披露したそうです。(参考:Wikipedia)
宴会で聞いた詩吟を、その場で混声合唱にして作り上げてしまうなんて、びっくりですね。
この石碑の写真は、筆者の歌仲間(秋田県在住)が秋田市立金足西小学校にて撮影して来て下さいました。ありがとうございます。