揺籠(ゆりかご)のうた

作詞:北原 白秋 作曲:草川 信作

ゆりかごに揺られて赤ちゃんがすやすや寝ています

1921年(大正10年)、雑誌『小学女生』8月号にて発表され、子守唄として広く親しまれるようになりました。NHK「みんなのうた」や、NHK教育「おかあさんといっしょ」でも放送されました。

夏川りみさんがカバーしてますが、ひまわりは夏川りみさんバージョンがかなり好きです。

歌詞の意味

  1. カナリアがこもりうたを歌うよ
    ねんねこねんねこ
  2. ビワの実がゆりかごの上で揺れているよ
    ねんねこねんねこ
  3. 木ネズミがゆりかごに縛った綱をひっぱってゆらしているよ
    ねんねこねんねこ
  4. ゆりかごの上に 黄色い月が出てきたよ
    ねんねこねんねこ

揺籠とは

あかちゃんを寝かせてゆらゆらと揺らすカゴのことです。

子守唄のことを別名で「揺籃歌」(ようらんか)とも言うそうで、まさしく「ゆりかごうた」ですね。

今は「ゆりかご」は見られなくなりましたが、ゆりかごっぽいアイテムはたくさんあります。現代の子育てで使われるハイローチェア、バウンサーも優しく揺れるアイテムです。

あかちゃんは母親のお腹の中で羊水のなかに浮いていたので、優しい揺れは落ち着くのでしょうね。

最近は「揺さぶられっこ症候群」という言葉をよく耳にする方もいらっしゃるかと思います。

脳に衝撃が伝わるほどに激しく揺する・高いところから落ちるなど(宙に浮くほどのたかいたかい後のキャッチなど)で心配されるものですので、ゆりかごのような優しい穏やかな揺れでは心配ないでしょう。

兄弟ですと、上のお子さんが手加減が分からずに乱暴に揺さぶるケースもありますので、そこは気をつけて見てあげてくださいね。

カナリアとは

鳥の名前です。とても綺麗な声でなく鳥として有名です。

黄色(カナリアイエロー)のカナリアが一番有名ですが、他にも様々な種類があります。

ひまわりの動画に登場するのは・・・・あれれ。水色だ(汗)

ビワの実とは

長崎県、千葉県、和歌山県、香川県、愛媛県、鹿児島県など温暖な気候の土地で栽培されている果物です。さっぱりとした甘さです。

枇杷は、日本では6月頃に実が収穫できるので、季語としても用いられます。

初夏に入った頃に、枇杷の木陰でゆりかごにゆられてお昼寝・・・気持ち良いでしょうね。

歌唱ポイント

ゆりかごが揺れる一定のリズムを守りましょう。

子守唄ですので、心が穏やかになるような優しい声で。強弱もできるだけつけずに、あかちゃんに刺激を与えないよう心地よい雰囲気を保って歌います。

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