江戸子守唄

作詞作曲:不詳

ねんねんころりよ、おころりよ

江戸時代から歌い継がれている最も有名な子守唄です。

歌詞の意味

江戸時代中期以降、人の往来により日本各地に伝承されていったため、似たような子守唄が3000以上ものパターンが存在するのだとか。実際に筆者が知っている(子供の頃に馴染んでいた)ものとは、この動画も少々歌詞やリズムが違うのです。

どれが原曲なのかがわからないので、手持ちの楽譜を参考に動画を作成しました。
歌詞も、動画に沿って記載しますね。

歌詞(この動画)

ねんねんころりよ おころりよ
坊やはよい子だ ねんねしな

坊やのお守はどこへ行った
あの山越えて里へ行った

里の土産になにもろた
でんでん太鼓に笙の笛
起き上がり小法師に犬張子 

ねんねしな
おころりよ

坊やのお守りはどこへ行った

坊やを寝かせようとしているのは、「お守り」役ではなようですね。
誰がこの歌を歌っているのでしょうか。

江戸時代は貧しい家の子は奉公に出されることが多く、
男の子は畑仕事や力仕事などを手伝い、女の子は子守をします。

盆や正月などにはお小遣いや着替えなどを持たせてもらい、里に(実家)帰ることを許されるのです。

子守奉公が里に帰っている間は、母親が子守をすることになるので、この歌は坊やの母親が歌っていると考えられます。

里の土産は・・・でんでん太鼓と笙の笛

子守奉公が里から戻ってくる時には、ご両親から「坊や」へのお土産も持たせてもらえるのでしょう。

でんでん太鼓

棒を持って回すと、小さな玉が太鼓にあたって「デンデン!デンデン!」と音が鳴る太鼓です。
赤子をあやすのに使われたおもちゃですね。

笙の笛・・・?

笙(しょう)の笛は、複数のパイプが集まっている神楽で使っている楽器です。
お正月の音楽に「ぷわ〜〜〜〜〜〜」とはいるあの音、どこかで聞いたことはあるかと思います。

これは子供のお土産に持たせるようなものではないでしょうし、子供を奉公にだしている貧しい家で購入できるかも疑問があります。

江戸の子守唄が広まった江戸時代後期、「お伊勢参り」が大流行しました。
伊勢土産として当時ヒットしたものの中に「ちいさな篠笛」があったようです。

篠笛(しのぶえ)は、お祭りのピーヒャララの笛ですが、
「篠」は音読みで「ショウ」と読むこともあり、ここから「篠(ショウ)の笛」ではないかという説もあります。

里の土産は・・・起き上がり小法師に犬張子

筆者ひまわりが子供の頃に歌っていた江戸子守唄は「でんでん太鼓と笙の笛」まででしたが、
動画の作成時に参考にした合唱の楽譜には、さらにお土産が2つ追加されていました!

起き上がり小法師

底面におもりを入れたおもちゃです。
横に倒しても、おもりのおかげで起き上がってきます。

犬張子

神社などでみたことありませんか。
犬は多産なので子宝に恵まれるようにとの願いや、安産祈願、健やかな成長を願うお守りです。
奉公先の「坊や」への気遣いでしょう。

 

歌唱ポイント

動画は合唱で作成しましたが、本来は子供を寝かせる歌です。
穏やかな気持ちで、やわらかな声で、ゆったりと一定のリズムで、
鼻歌のように歌いましょう。

赤ちゃんをトントンしながら。

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