とり

作詞作曲:つだ みさこ

おなじじゃないからおもしろい

NHK(Eテレ)おかあさんといっしょ 2017年5月のうた。花田ゆういちろうお兄さんと小野あつこおねえさん時代ですね。
素敵なメッセージのある歌詞が本当に素敵で大好きな歌です。

空を飛びたいのにうまく飛べない鳥は、空を飛んでいる鳥を羨ましく思っています。

歌詞の意味

飛べない鳥は走ることができる
大地を走り回る勇ましいダチョウ
飛べない鳥は歌うことができる
朝日がでると声を響かせるニワトリ

空を飛べなくても 出来ることはたくさんある
歌ったり、笑ったり 君のそばにいることもできる

飛ぶのが得意な鳥も、泳ぐのが得意な鳥も
自分の翼を羽ばたかせて 仲良く暮らしている

ひとりひとり、みんな違う
同じじゃないからおもしろいのだ

 

それぞれの個性

この歌は、みんなそれぞれに良いところがあるし、みんな違う魅力があるのだと伝える歌詞だと思います。

歌詞に出てくる鳥はどんな特徴があるのか・・・ちょっと深掘りしてみましょう。

 

飛べないけど走れる鳥=ダチョウ

体長は230cmほどになり、鳥類の中でも最大種。主にアフリカに生息しています。
大きな翼を持っているのにも関わらず、なぜか胸の筋肉が貧弱で空を飛ぶことができない。
代わりに足が発達し、最大時速80kmで走ることができる。持久力もあろ、長い時間走り続けられます。

大きな翼は、空を飛ぶためではなく、高速で走る時の方向転換のために役立っています。

恐竜絶滅後、地上には自分たちを捕食する生物が少なくなったため飛ぶ理由がなくなり、胸の筋肉が退化し、地上で生きるために足が強化されていったようです。

 

飛べないけれど、歌える鳥=ニワトリ

そもそもニワトリは、家畜として人間が作り上げた鳥。
庭で飼う鳥=ニワトリと呼ばれるようになりました。

ニワトリは、全く飛べないというわけではなく、数メートルはなんとか頑張れます。
地面から屋根に上がる程度はできるようです。

人間に飼われ、猫などの点滴からも守られ、飛びあがって天敵から逃げる必要も無くなっていく。
餌を探すために遠くへ移動する必要もない。

たくさん卵を産むように・美味しいお肉になるようにと、人間からたくさん食べ物を与えられ・・・どんどん太っていく。
そして、飛べる力はあるはずなのに、飛びにくくなっていく。

二ワトリが飛べないのは人間のせいだったのですね・・・。

ニワトリが鳴くのは、ナワバリの主張や社会的な順位の確認のためのようです。

ニワトリが鳴くのは朝ではなく、日の出の2時間前。
まだ真っ暗な時間ですので、太陽を見て光の刺激で鳴き始めるのではなく、体内時計にしたがって声を出すようです。

鳴き始める順序も決まっており、社会的に一番上のニワトリ(ボス?)から順番に鳴いていくのだとか。
社会的順位の確認から1日をスタートするニワトリ社会・・・・お疲れ様です。

きっと、TOPのニワトリがいつ鳴くかをピリピリしながら待っている2番手3番手のニワトリが存在しているのでしょう。
もし、自分の鳴く順番に遅れてしまったら、社会的地位も降格なのかしら。

飛べないけれど、泳ぐのが得意な鳥=ペンギン

南半球にいるペンギン。
陸には天敵が多く、食べ物は海の中に豊富にあったので、
空を飛ぶ必要がなくなり、海中で餌を取りやすいように発達していきました。

鳥が持っている翼は、海の中で早く泳げる「ヒレ」に進化していきました。

 

鳥たちは、それぞれの生活に合わせて、生きやすいように変化していったのですね。

「同じじゃないからおもしろい」

陸上で生きている人間も、それぞれの環境に合わせて変化しているし、
得意なことや苦手なこと、考え方も、人それぞれ違う。

うん、「同じじゃないからおもしろい」ですね。

 

歌唱ポイント

とにかくリズムが難しい曲です。
歌詞の重さを十分に理解して、語りかけるように歌えると良いと思います。

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