おうま
作詞:林 柳波 作曲:松島 つね
お馬の親子はいつも一緒
昭和16年2月27日文部省発行「ウタノホン(上)」に掲載されました。
小学校(当時は国民学校と呼んだでいたそうです)の1年生用教科書です。
歌詞の意味
- 馬の親子はとても仲良し
常に一緒に歩いている - 馬の母は優しい
子馬を見ながら歩いている
軍から依頼をうけて作られるはずだった
戦争へ向かう日本。
子供たちに「軍馬」に対して関心をもたせるために、軍部指揮者から教科書編集委員の林柳波に作詞の依頼がありました。
ですが、林は軍の意図に同意できず、優しい歌詞で仕上がったそうです。
筆者がこの歌で特に好きなのは「ぽっくりぽっくり」です。
心穏やかに、ゆったりと歩いている足音です。
軍馬であれば、「パッカパッカ」や「ハイどうどう」になっていたかもしれませんね。
歌唱ポイント
優しく優しく、歌いましょう。
「お」うまの「お」やこは・・・母音が難しいですね。