南の島のハメハメハ大王

作詞:伊藤 アキラ 作曲:森田公一

なんとおおらかな国!ハメハメハ!!

1976年に、NHKみんなのうたで放送され人気の曲となりました。
当時のテレビで見ていたアニメーションは、ロープや布が動き回って人の形になっていくのが斬新で、いまでも記憶に残っています。

歌詞からみる島の様子

とにかくとにかく、ゆったりした島っぽいですね。
私たち日本の真面目でセカセカした感じには程遠い、南の島。

1番:大王「ハメハメハ」

南の島の大王はその名も偉大な「ハメハメハ」とのことだが・・・・
この名前ってどこかで聞いたことありますよね。 

(ちなみにドラゴンボールはカメハメハ!)

この曲の元になっているのは、おそらくハワイかと思われます。

1810年にハワイ諸島を統一して「ハワイ王国」を設立した初代国王「カ・メハメハ」という人物がいました。
古い文献などではハメハメハ (Hamehameha) と表記される例もあるそうです。


(画像はWikiより)

「カ・メハメハ」はハワイ語で「孤独な人」「静かな人」という意味なのだとか。

風の全てが彼の歌、星の全てが彼の夢〜〜なんて、とってもロマンチックですし、その後の歌詞にあるようにアットホームは感じは「孤独な人」のイメージではないような気が・・・・。

Wikiによると、作詞の伊藤アキラさんは「ハメハメハ」は「カメハメハ」の友達という設定らしいですよ。

・・・え。友達設定だったの(笑)

 

2番:女王「ハメハメハ」

不思議な奥様も深掘りしたかったのですが・・・
ハメハメハ大王がハワイの初代大王の友達設定だったということで、掘るものがなくなりました(笑)

女王はの紹介としては
「とても優しい。朝日の後に起きてきて、夕日の前に寝てしまう。」

朝日の後に起きるのはまあ普通として、夕日の前に寝ちゃうとしたら・・・・・少なくても13時間睡眠???
毎日そんなに睡眠をとれたら、イライラすることもないかもしれません。

3番:子供ら「ハメハメハ」

子どもではなく、子どもら。複数形。

この子達は学校嫌いで、風が吹いたら遅刻して、雨が降ったら学校を休んじゃう。
とても優しくて睡眠たっぷりな母親は、怒ることもないのかもしれませんねえ。

遅刻厳禁な日本。
学校が休校にならい限りは、風が強くとも雨が降っても遅刻しないように「いつもより早く家をでる」と躾けられながら大人になるんです。

外国では1時間の遅刻も当たり前〜(日本が時間に厳しすぎる)なんて聞きますけど、
そうか、海外はハメハメハ島みたいなものか。

緩やかで羨ましいですなあ。

 

4番:誰でも「ハメハメハ」

この国に暮らす人は、すべての人の名前が「ハメハメハ」とのことです。

大王よ、それでいいのか・・・?と思うけれども、
カメハメハの友達設定な妄想の世界の話ですから、このテキトー具合がたまらない(笑)

会話をしていても、誰のことだかわからなくなりそうですよね。
あの川のそばに住んでるハメハメハなのか、大きな木の下に住んでるハメハメハなのか、最近3歳になったハメハメハなのか、お店を経営してるハメハメハなのか・・・・ああ!ややこしい!!

郵便屋さん、ご苦労が多いことでしょう。

歌唱ポイント

コミカルな歌詞を楽しみ、大袈裟に歌うと情景が伝わるかと思います。

ハメハメハ〜ハメハメハ〜のところは、ハワイのフラダンスのイメージ。
手をゆらゆらしながら楽しみましょう。

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